Heijastin

VirtualBox で Windows XP を動かす

世の中には VirtualBox という凄いソフトウェアがある。

これは、平たく言えば「パソコンの中にもうひとつのパソコンを作る」ソフトウェアだ。パソコン内に作られるパソコンは、当然データ上にしか存在しない。だから「バーチャル(仮想の)」と呼ぶわけだ。このソフトウェアを利用すると、例えば Linux Mint の上で Windows XP® を走らせることが出来る。導入方法は至って、いや「とんでもなく」簡単。

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パッケージの導入方法は APT を利用した Distro 向け。Linux Mint 12 においての作業を元に作成した完全初心者向けガイドです。

  1. VirtualBox のインストール
  2. Service Packs の適用
  3. VirtualBox Guest Additions のインストール
  4. USB を使えるようにする

VirtualBox のインストール

以下のコマンドをコピーして「端末」を起動。端末上で Ctrl + Shift + V を押してペーストする。そして Enter 後にパスワード(ログインに使うパスワードのこと)を入れて、また Enter を押す。するとインストールして良いか?と聞かれるので y を押して Enter する。

sudo apt-get install virtualbox
VirtualBox Installation

アプリケーション>アクセサリから VirtualBox を起動。Windows XP をインストールする設定画面になっているので、そのまま進行。なお僕は英語環境です。

VirtualBox - Start

確保する RAM は使用用途による。僕は 2GB に設定。

VirtualBox - RAM

続いて HDD の容量。こちらも仮想 HDD ということになる。僕は 20GB に設定。

VirtualBox - HDD

Windows XP のインストールCDをドライブに挿入すれば、現実のパソコン同様にインストールが開始される。僕がいまから10年前に購入した Windows XP は Service Pack のない初期版だ。現実のパソコン同様なので、地獄のような更新手続きが待っている…

VirtualBox - Select Media

とは言え、僕の Linux Mint は Phenom II X4 955 / Serial ATA300 HDD という旧型ながらも僕にとって十分に立派なスペックのマシン上で動いている。なので Windows XP のインストールから Service Pack 3 適用までは約30分で済んだ。時代は変わったなぁ。

VirtualBox - WindowsXP Installation
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Service Packs の適用

無印 Windows XP インストール初期状態では Windows Update にアクセス不能。なので手動で Service Packs をインストールしなくてはいけない。このリンクが意外と見つけにくかったので記載しておく。

Windows XP Service Pack 2
ダウンロード詳細 IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 2 ネットワーク インストール パッケージ
Windows XP Service Pack 3
ダウンロード詳細 IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 3 ネットワーク インストール パッケージ
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VirtualBox Guest Additions のインストール

ここまでやって下準備は完了。さて VirtualBox 初期状態では解像度がすべて 4:3 であり、最大でも 1600×1200 となる。僕の 16:9 ワイド画面では縦は要らないけど、横が欲しい。そこでアドオン的なものを導入する。名前を暗記してないので、端末からじゃなく Synaptic を使おう。アプリケーションメニューの検索窓に Synaptic と入れれば現れる。今度は Synaptic の検索窓に唯一覚えている additions と入れ検索。すると結果最上段に目的のツールが表示された。そいつにチェックを入れてインストールする。

Synaptic

続いて VirtualBox を再び起動して Windows XP の操作。右の Ctrl + D と押すと、先に追加したアドオン的なものを Windows XP へインストールする作業が始まる。Windows XP から数回、文句を言われるがすべて却下して、インストールを断行すること。最後に Windows XP に再起動を促されるので、これを受諾。

Guest Additions

再起動後 右の Ctrl + F で全画面表示にすれば良い。もう一度押せば全画面から抜ける。これで、仮想とは思えないほど見事に Linux が Windows XP 状態になってしまう。マシンスペックの要求は高いが、マルチブート出来ない環境では試す価値は高い。とは言え Linux ユーザーにとって、特別な作業以外で Windows を必要とすることはほとんどない。僕は Gentoo/Windows 7 マルチブート環境だが Windows 7 を使う機会は仕事以外ではないし、わざわざ選んで使うこともない。

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USB を使えるようにする

VirtualBox の Windows XP で USB を使えるようにするには、まず VirtualBox の設定から USB を有効化する必要がある。画像を参考にしかるべき箇所にチェックを入れること。

USB Settings

USB にチェックを入れた時に、ダイアログで「Extensions を導入してください。」的に言われるので、それに従う。公式のダウンロード先はこちらだ。Downloads – VirtualBox 画像で示した箇所 All platforms をクリックすればダウンロード出来る。

Extension Pack

続いて入手した Extensions を導入する。File > Preferences > Extensions と辿り、右端のアイコンをクリックして導入。

Extensions

Windows XP を起動すると、ドライバが自動でインストールされる。インストールが完了したら VirtualBox の Windows XP を再起動。すると VirtualBox のメニュー USB Devices から使いたいストレージなどが選べるようになる。全画面表示の場合は 右の Ctrl + Home でメニューを表示出来るぞ。これで VirtualBox の初歩的な使い方はわかったと思うが、マニュアルには必ず目を通しておくこと。

USB Devices
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