Heijastin

Nato per combattere

It can be done, can do.

「為せば成る!」いかなる困難があろうとも、己を信じ成し遂げる。これぞ Matteism(マッテイ主義)である。Strike Commando に続き Bruno Mattei 監督の滾る血潮が沸点を超えた。日本版 VHS の謳い文句「あのランボーを凌ぐか!」聞くまでもない…凌ぎ切っている!

Nato per combattere

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  • Regia: Bruno Mattei
  • Soggetto: Claudio Fragasso
  • Fotografia: Riccardo Grassetti
  • Musica: Al Festa
  • Produttore: Franco Gaudenzi
  • Interpreti
    Brent Huff … Sam Wood
    Mary Stavin … Maryline Kane
    Werner Pochath … Duan Loc
    Romano Puppo … Alex Bross
    John Van Dreelen … Weber
  • Anno / Durata: 1989 / 93 minutti
  • Produzione: Flora Film
  • Titolo
    World-wide:Born to Fight
    邦題:マシンガンソルジャー 戦場の狼

He is born to fight!

Il maestro Bruno Mattei
Il conquistatore Bruno Mattei

Sam Wood が放った歴史に残る名言 "It can be done, can do." その意味は「為せば成る!」 Matteism を端的に表した一言である。どんな時も決して諦めてはいけない。為せば成る、為さねば成らぬ何事も!Sam Wood が語るのは覇王の言葉そのものだ。

Strike Commando の異名を持つ戦士 Mike Ransom を覚えているだろうか?彼に続き、今ここに覇王が新たなる英雄を産み落とした。Sam Wood は Bruno Mattei 監督自身の化身なのだ。

Sam に追い詰められた KGB の将軍 Loc は、恐れを隠せず叫んだ。『奴は必ず俺を殺しにやって来る…なぜなら奴は戦うために生まれたからだ!』He is born to fight!

そして Al Festa の勇壮な主題曲が鳴り響き、颯爽と現れる英雄。監督や脚本家もこなす Al Festa だが、最も才能を感じるのは作曲家としてだ。この主題曲は燃える!そして Sam Wood の魂が咆哮する!

Nato per combattere - Sam Wood
Can be done, can do.
Nato per combattere - Sam Wood vs. Weber
Haiyohhhhh!

Gli attori

Mary Stavin - OctopussyCite: Kimberly Jones played by Mary Stavin | Pinterest

男の中の男を演ずるは Brent Huff である。前年に公開された Steike Commando 2 では、二代目 Mike Ransom を演じた Matteism の申し子である。ちなみに、日本では VHS 公開のみの米国映画 Armed Response(地獄の武装都市 復讐のターミネーター)では Lee Van Cleef の息子役という嬉しい出演をしている。

主演女優の Mary Stavin は Sverige (Sweden) の Miss World 1977 受賞を経て Bond Girl として Octopussy に出演した。彼女の美貌はまさに必見!僕は彼女の大ファンである。80s 後半の Mattei 監督作には度々顔を出しているので是非チェックされたし。

最大の敵 Loc 将軍 として Sam の前に立ち塞がる Werner Pochath は、欧州映画の名脇役として欠かせぬ存在。Deutschland (Germany) の俳優であり、自国では Horror の主演作もある。彼の出演作で、日本で誰もが知っている作品といえば Sexo Caníbal だろうか…日本は Horror に偏っているので、出来れば Rage – Fuoco incrociato (救世主伝説RAGE)や Le malizie di venere(毛皮のヴィーナス)といった作品に注目してもらいたい。

本作における Werner Pochath の活躍ぶりは顕著だ。見事な悪党ぶりを発揮しており、とりわけ注目は結末直前。憤怒に駆られた Sam に追い詰められる衝撃の場面である。台詞までもがスロー再生になるほどの Super Slowmotion が劇的な幕切れを盛り上げる。一度見たら忘れられない「激しい名場面」が生み出された。

また Poliziesco から Post Atomico まで幅広く出演する名悪役 Romano Puppo も Mattei 監督のアクション作品には欠かせない俳優だ。

君の瞳に乾杯!

ベトナム戦争後も現地に居残り気ままな生活を送る『サム・ウッド』。皮のテンガロンハットにブーツ、口には常に葉巻をくわえ、まるで西部の男かという風体だ。物語は戦争で武勲を挙げたサムの腕を見込み、一人の女性が援助を求めにベトナムへと訪れたことから進展する。

この女性『マリリン』は、ニュースキャスターと素性を隠してはいるが、父はかってのサムの上司『ウェーバー将軍』である。その将軍がベトナムに残留する KGB の捕虜にされたというのだ。

彼女がなぜ素性とその目的をサムに明かさぬかというと、ベトナム戦争の軍人は皆トラウマを抱えていることを承知しているからだ。戦場に戻れと素直に頼んでは、必ず断られてしまう。マリリンの真の目的は後々、明らかになるのだが、サムとこのレポーターと称するマリリンとの初対面で劇的なシーンが生まれている。

マリリンの狙いはジャングルの生態リポートのガイドとしてサムを誘い出し、そのまま父親の救出作戦へと引っ張り込むというものだった。しかしそんなことには全く興味を示さないサムは居眠りの振りをして無視を決め込む。暖簾に腕押しが続いたが…

突然、現地の老人がサムの前に一匹の熱帯地特有の毒蛇を叩き付けた。どうやら賭けをしろと言っている様だ。サムは狸寝入りを止めると毒蛇を睨み付けた。あまりのおぞましさに眼を背けるマリリン。

「毒を吐け!」サムは吠えると毒蛇の首根っこを電光石火で捕獲した。そして毒蛇の口をワイングラスに押し付ける。「毒を吐け!」蛇の口から緑とも赤ともつかぬ不気味な液体が、グラス一杯に吐き出される。一堂はこの男が何をする気なのかまったく予想出来なかった。まさか…いや、そんな馬鹿をすればひとたまりもなく死んでしまうはずだ。

その時、サムはグラスを片手にマリリンにウィンクをした。「君の瞳に乾杯!」そして、一気に毒を飲み干してしまったのだ。これがサム・ウッドという男である。

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Kazu Spara in 25 May 2017
Kazu Spara