Heijastin

Si può fare… amigo

笑いあり、喧嘩あり、涙あり、で最高に幸せ!

我らが Bud Spencer 主演、伊・仏・西合作の Comic Western この作品の VHS も Paris の親友 David Lavabre から。マニア間流通のダビングに次ぐダビングで、画質・音質は劣悪。しかし、それを軽々と吹き飛ばす面白さがある作品なので、どんな映像状態でも見れる!主題化 "Can be done" も映画の内容と相まった屈指の名曲。

Si può fare... amigo

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  • Regia: Maurizio Lucidi
  • Soggetto
    Storia: Ernesto Gastaldi
    Screenplay: Rafael Azcona
    Dialogue français: Bruno Leder / Albert Kantoff
  • Fotografia: Aldo Tonti
  • Musica
    Luis Enriquez Bacalov
    Sergio Bardotti
  • Produttore
    Henryk Chroscicki
    Jacques Roitfeld
    Alfonso Sansone
  • Interpreti
    Bud Spencer … Coburn Thompson
    Jack Palance … Sonny Bronston
    Renato Cestiè … Chip
    Francisco Rabal … Franciscus
    Dany Saval … Mary Bronston
    Salvatore Borghese
    Luciano Pigozzi (as Alan Collins)
  • Anno / Durata: 1972 / 109 minuti
  • Produzione
    Italia: Sancrosiap / Terzafilm Produzione Indipendente
    France: Les Productions Jacques Roitfeld
    España: Atlántida Films
  • Titolo
    対訳:いや、出来るさ…アミーゴ
    Francese: Amigo!… mon colt a deux mots à te dire

あんたの食事の作法はブタ並よ!

「特定の土地に異常な関心を示す怪しい老人、その土地の利権奪取を狙う悪漢ども」という Scheme は、西部劇の定番のひとつではあるが、明らかに本作を意識した設定が Noi non siamo angeli に流用されている。Noi non siamo angeli は Bud & Terence の分家、とも言える『コビー&スミス』 Michael Coby & Paul Smith (Antonio Cantafora & Paul L. Smith) コンビの主演作。ラストシーンの弾けっぷりは激烈!Coby & Smith の表情が半端じゃなく Bud & Terence していて(こればかりは見た人でないとわからないだろうが)爆笑、めちゃくちゃ幸せになる。というわけで、以下に Si può fare… amigo の物語を自分なりに書き出したので是非、読んでみてください!

La storia

キャバレーの踊り子達を率いて商売の旅をする、凄腕のガンマン、ソニー(ジャック・パランス)。彼には、とんでもなく我がままで、気が短い妹マリーがいる。ある日、どこかの街でソニーの抱える踊り子のひとりと恋をした、流れ者コバーン(バッド・スペンサー)は、目当ての踊り子を部屋に呼び寄せたのだが、やってきたのはソニーの妹マリーだった。彼女はコバーンにひと目惚れしていたのだ。

人違いにも気が付かず、迂闊にもマリーと夜を過ごしてしまった翌日、コバーンに恐怖が訪れた。ソニーが責任をとってマリーと結婚しろというのだ。マリーは処女であったし、勘違いでの行為という事実は兄を激怒させるに充分すぎる理由。ソニーはすぐさまコバーンを殺そうと考えたが、妹の亭主が誰ともつかぬ馬の骨であったうえに、いきなり未亡人とは妹の名誉を損なうとして、形式上2人を結婚させ、結婚式直後に晴れて処刑することにした。果たして、コバーンは…逃げた!

逃亡の旅の中、コバーンは馬泥棒の嫌疑にかけられ窮地を迎えた。そこに馬車で通りかかった身なりの良い老人は自分を弁護士と偽り、善意からコバーンを救出する。

しばらくの後、コバーンは老人に再会した。彼は心臓を患い、今や死の瀬戸際であったが、どうしても彼の甥チップをウェストサイドという街に送りたいと言う。義理を返すべく老人の頼みを聞き入れたコバーンは、年の頃10歳の少年チップと街へ向うことにした。途中ソニーに捕まってしまったが、コバーンはソニーの首根っこに強烈な一撃をぶちかまし、また逃げる。息を吹き返したソニーは殴られた首が治らず、頭を左に傾げたまま馬車を駈ってコバーンを追いかけた。その横ではマリーが叫ぶ。「待ってぇ、コバーン!」

ウェストサイドの街に着くと、コバーンは老人から託された手紙を読んでもらった。その内容によればチップが街外れにある井戸つきの土地の所有者だという。早速その家を訪れてみると、奇妙な2人組みが絡んできた。「この土地は俺たちが所有してるんだ。わかったらさっさと出ていくんだな。さもなくば…」2人はあっさりコバーンにやっつけられ立ち去った。

とりあえずコバーンとチップは土地に建ててある古ぼけた屋敷に腰を落ち着けることにしたが、しばらくすると訪問者があった。それは街の入り口で出会ったシェリフ(フランシスコ・ラバル)だが、今は牧師の格好をしている。彼によればシェリフと牧師を掛け持ちでやっているのだそうだ。さらに「今すぐここを立ち去るなら1万ドルだそう。」と持ちかけてきた…何か怪しい。土地の権利を持つチップは、大金に目がくらむコバーンを制し、きっぱりと申し出を撥ね付けた。

一方、ソニー達も街に到着していた。踊り子達はサルーンへ仕事に向かい、ソニーは首を治療しながらコバーンへの復讐を硬く誓う。その横で兄を気使いながらもコバーンを想うマリー。「あの人はきっと私の下に帰って来る。だって、牧師を見つけるため出ていったんですもの。」うんざりしてマリーを部屋から追い出すと、ソニーは思わずボヤいた。「哀れ極まる我が妹よ…たらしこまれ、捨てられ、おまけに馬鹿だ。」

チップとコバーンが街の繁華街に再び訪れると、実に奇妙な老人に出くわした。アインシュタイン風のもじゃもじゃ頭で鼻眼鏡のその老人は、街の人達が持ってくる土の一杯詰まったバケツを2ドルで買う、と叫んでいた。そして、買い取った土を食べて、味見しているのだ。興味を引かれたチップは自分の土地から土を持ってくることにし、コバーンはサルーンの2階に住む、訳知りの娼婦から、この得体の知れぬ一連の騒動の真実を聞き出すことにした。そしてコバーンの予想は的中した。どうやらチップの土地からは鉱脈か何かが掘り出せるのだ。事実、チップの運んできた土を味見した鼻眼鏡の老人も「ウマイ!」と言い放った。だが、悪いことにシェリフは最強の用心棒を雇っていた。ソニーである。なぜソニーがシェリフの片棒を担ぐかといえば、実にシンプル、シェリフが同時に牧師も職業にしているので、コバーンを捕まえた後に、その場でマリーとの結婚式を執り行えるからだ。

抵抗する間も無く、ソニーとその部下達によって結婚式場まで引きずり出されたコバーン。体中を縄でグルグル巻きにされたままという、とんでもない格好での新郎の登場に新婦であるマリーは驚きを隠せない。チップも連れてこられ、遂にシェリフである牧師がコバーンに宣誓を促した。「汝はこのものを妻と認めるか?」ここで「はい。」と答えたが最期、ソニーの思う壺だ。しかし、チップを人質に獲られたコバーンに選択の余地はなかった。「認める!」

いよいよ積年の恨みを晴らす時だ。コバーンに拳銃を投げてよこすソニー。一騎討ちを行え、という意味である。このピンチにチップの頭が働いた。マリーに耳打ちし、愛するコバーンを殺されたくなかったら自分のお腹に子供がいると言うように、と囁いた。そしてソニーを呼び止めたマリーは子供がいると叫ぶ。ひとまずコバーンの命は救われたのだった。

過去の経緯はともあれ、とりあえずチップの家で晩餐につくコバーンとソニーそしてマリー。甥が生まれると知り上機嫌のソニーだが、コバーンはもはや夢も希望も無くしてしまった。マリーは口やかましく「あんたの食事の作法はブタ並よ!」などと喚いている。こんな女と結婚しなければならぬとは…しかも義理の兄は、常に拳銃をオモチャにしてニヤついている半狂人、コバーンは憂鬱なまま床に着いたのだった。その深夜、あの鼻眼鏡の老人がやってきた。チップを起こすと土地を5万ドルで売ってくれるようにと申し出てきたのだ。当然チップはイヤだと断る。というのも彼は叔父から土地をなにがあっても手放すな、と教えられていたからだ。会話で目が覚めたコバーンは改めて土地に潜む何かを知りたくなった。5万ドルにも値するようなものとは一体…金か?翌朝チップと一緒に古井戸から泥水を汲み出し、ふるいにかけてみたが何も見つからない。やがてソニーがコバーンとマリーの結婚を祝す披露宴を開き、ウェストサイド中の人々がチップの家に集まった。だがその宴会にまったく納得のいかない連中がいた。シェリフの一味である。サルーンで集会を開いたシェリフはバッジを地面に叩きつけ武力による土地強奪を宣言した。

宴会が一転して戦場となった。ぞろりと集まったシェリフの一味、迎え撃つはコバーンとソニーの2人きり。「覚悟しろ!」の合図とともに火を吹く悪党の銃、これで最期か…と思われたが、拳銃から飛び出したのは鉛の弾ではなく花火だった。サルーンで踊っていたソニーの踊り子達が機転を利かせ弾を摩り替えておいたのだ。銃がなければ恐れるものはない。コバーンの拳がシェリフの頭を打ち、大乱闘の幕が開いた!ひらり、ひらりと相手をかわし鉄拳を叩き込むソニー、片っ端からぶっ飛ばすコバーン、いつしかサイドウェストの人々もシェリフ一味相手に大喧嘩を始めた。殴る、蹴る、ぶん投げる、チップも家の窓から外を眺めて、はしゃぎまくる。そのうち誰かが古井戸に投げつけられ、井戸から激しい噴水が起き、黒い雨が一面に降り注がれた。悪党を完膚なく叩きのめした後、興奮も冷めやらぬままソニーが叫んだ。「石油だ!」コバーンの下へチップが駆け寄って来た。鼻眼鏡の老人が「わしが長年捜し求めてきたものが何か、やっとわかったじゃろう。あんたらは億万長者だよ。」と無念の呟きを残し去ってゆく。

マリーがまた喚きだした。「あんた達、披露宴をめちゃくちゃにして、どうしてくれるの!お兄様もコバーンもみんな狂ってるわ!いい加減に…」喚き続けるマリーに脇目もふらず、ソニーはやって来た踊り子達の馬車に乗りこんだ。「あばよコバーン、俺に石油は関係ない。俺の復讐も、オマエが俺の妹と一生を過ごす、という生き地獄を与えてやることで叶った。せいぜい楽しくやれよ、アディオス!」ソニーは妹に見切りを付け旅に出た。マリーは激怒して家に閉じこもった。億万長者になったコバーンだが、すべてを台無しにする、人生の伴侶マリー。

一応の解決をみてチップはコバーンに打ち明けた。

「本当はマリーのお腹には子供はいないんだ。あれはコバーンを助けるための作り話だったんだよ。騙しててゴメンね。」事実を知ってコバーンの表情は一変した。ソニーは去り、命の危険はなくなった。そして子供もいないとなれば、もはや愛するどころか、今までの苦悩の元凶であったマリーとなど一緒にいる理由は一切ない。コバーンはマリーが引きこもった家を凝視している。チップはコバーンの顔に硬い決意を見て取ると、云われ様もなく不安になった。「まさか、コバーン…そんなこと出来ないよね…!?」

「いや、出来るさ!(Si può fare… Amigo!) そうだ、これからやるんだ!」

コバーンは家のドアを怒りにまかせ蹴り開け、再び勢い良く閉じる。続いて起こるガラスや物が派手に壊れる音、そしてマリーの悲鳴…チップも笑顔になった。

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