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Gli fumavano le colt… lo chiamavano Camposanto

"Figlio di puttana" non è un insulto.

固定観念をぶち壊し続けた天才 Giuliano Carnimeo 監督、そして Trinità の Enzo Barboni 脚本による傑作中の傑作。Alleluja の撮影や Poliziesco の監督としても名作を残す Stelvio Massi の緊迫感溢れるカメラワーク、さらに Bruno Nicolai の劇伴に魂が鼓舞される!

Gli fumavano le colt... lo chiamavano Camposanto

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  • Regia: Giuliano Carnimeo
  • Soggetto: Enzo Barboni
  • Fotografia: Stelvio Massi
  • Musica: Bruno Nicolai
  • Produttore: Mino Loy
  • Interpreti
    Gianni Garko … Camposanto
    William Berger … Duca
    Chris Chittellas … John McIntire
    John Fordyce … George McIntire
    Ugo Fangareggias … Sancho
    Franco Ressel
  • Anno / Durata: 1971 / 94 minuti
  • Produzione
    Flora Film
    National Cinematografica
  • Titolo
    対訳:コルトが火を吹く時…人はやつを墓場と呼ぶ
    Francese: Quand les colts fument… on l’appelle Cimetière

Ecco lo Spaghetti Western!

この作品で完全に Spaghetti Western の虜になった!正直ウェスタンにはすごく抵抗があって、食指はまったくそそらなかった。ところがある日 Paris の親友 David Lavabre から「オルガンで敵を撃ち倒すガンマンがいる。」という言葉を聞いて、そんな格好良すぎるガンマンがいるのかと半信半疑でその映画を借りてみた。

そして見たのが Una nuvola di polvere… un grido di morte… arriva Sartana(対訳:たなびく粉塵…断末魔の叫び…サルターナ参上!)だった。まずその題名の異様な長さと格好良さに興味を惹かれたし、いざ見てみれば、たった開始5分で Gianni Garko 演ずる Sartana にシビれてしまった。おまけに次々に登場する Gadget の数々、それは自分の思っていた堅苦しい Realistic な西部劇とは全くの対極にあるものだった。そして、これが Italia 独自の Spaghetti Western だと初めて知ったのである。

コレなら行ける、ということで次に見たのは Django (1966) もうこの格好良さは説明不能。こちらは定番なので普通に新品 VHS を購入出来た。その後1ヶ月ほど Spaghetti Western 漬けになり、ついにこの Gli fumavano le Colt… lo chiamavano Camposanto に辿りついた。またも題名だけですでに虜となっていたが、中身を見て驚愕!その「突き刺さるような格好良さ」に思わず映画を見ながら何度も叫ぶほどだった。当然のごとく Camposanto は僕の最もお気に入りのガンマンになった。

Stranger e Duca

Gli fumavano le colt… lo chiamavano Camposanto – Scan from Ciné Zine Zone
Scan from Ciné Zine Zone
Gli fumavano le colt… lo chiamavano Camposanto – Gianni Garko - Scan from Ciné Zine Zone
Gianni Garko as Camposanto

Stranger も、もちろんだが William Berger が演じる Duca がむちゃくちゃいい。Duca とは Italia 語で「公爵」の意を持ち、まさに William Berger にぴったりのキャラクター。Stranger に唯一匹敵する実力の持ち主の Duca があえて敵役にまわるが、ライバル心からくる奇妙な友情が2人を真の敵同士にしないという展開が Cool だ。

そして Duca は Stranger をその殺人的腕前から Camposanto (墓場)と渾名する。そう、この男はただの異邦人ではない。敵としてこの男に出会ったならば、それは己の「墓場」を目前にしたということだ!

Stranger

Stranger は Per un pugno di dollari(対訳:一握りのドルの為に/邦題:夕陽のガンマン)にて Clint Eastwood 演ずる Joe という異邦人(国によって名前があったり、なかったり。France 版でも名前はない。Étranger とだけ呼ばれる。)がモチーフになっており「ぶらりと現れ、困っている人々を救い、何処へともなく去っていく凄腕ガンマン」つまり救世主であったり、英雄のひな形として様々な役者が演じている。

L’età d’oro

今作では Stranger も Duca も母親が娼婦なので "Figlio di puttana" (Sun of a bitch) が、2人の間では挑発にこそなれど、事実なだけに貶し文句とはならない。こいつらは問答無用の無頼漢なのである!

この2人のやりとり然り Dialogues は全般にウィットが効いていて、やけに洒落ている。なにせ、脚本は Lo chiamavano Trinità… の Enzo Barboni だ。掴み所のない、雲のような伊達男を描かせたら右に出るものはいない。

結末手前では Duca と Camposanto の Duello(一対一の果し合い)がついに行われる。撮影は Testa t’ammazzo, croce… sei morto – Mi chiamano Alleluja の Stelvio Massi である。Poliziesco 監督としても傑作を残す Stelvio Massi は、とりわけ「緊迫感」の描写が抜群。衝撃の結末は見てのお楽しみ!

Stranger とガンマン見習いの若者2人の関係も良いし Lucio Fulci 監督の Il gatto a nove code における盗人兼悪口チャンピオン役が印象深い Ugo Fangareggi もメキシカン役で出演、ライフルは不得手だがナイフを投げて大活躍。Corri uomo corri の Cuchillo に代表されるようにメキシカンといえばナイフが定番。

それにしても改めて見ると凄く豪華なスタッフ陣。スタッフからキャストまで Spaghetti Western 黄金期の象徴的人物が多い。確かにこれで面白くない訳がない…この作品こそ、見なきゃ大損!幸いなことに現在は米国の方で DVD が出ている様なので、興味の湧いた方は是非ともチェックしてみてください。

My Delicious Spaghetti Western

My Delicious Spaghetti Western
Dagored "My Delicious Spaghetti Western" 1998

Bruno Nicolai による名テーマ曲は My Delicious Spaghetti Western で聴ける。この Compilation は本国 Italia 製だけあって、選曲が抜群。Spaghetti Western 至高の Compilation でしょう。僕は収録曲など一切確認せず、衝動的にジャケ買い!このジャケを見させられたら即買い確定。まだ入手していない方は今すぐ購入を推奨。

Paper Box が本作の Production still になっており、まさに Spaghetti Western 代表作という扱い。その評価・人気のほどが窺える。本国ではもちろんだが Paris でも、マニア間の Carnimeo 人気は圧倒的なのだ。

余談だが Buon funerale amigos!… paga Sartana のテーマ曲は、あの Il mio nome è Shangai Joe にて流用されている…というか、ほとんどこれしか流れない!しかし、あなどるなかれ Shangai Joe もまた名作。2000年に、成龍主演のハリウッド映画 Shanghai Noon へと焼き直され、その原典として平均的な映画ファンからの知名度も得た…多分。詳しくは Garringo さんの「荒野のドラゴン」特設ページを参照されたし。これ、必見の感動もの。

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