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Eee PC に Aptosid 導入まとめ

驚愕 Performance!

Aptosid Ponos KDE の起動は Arch Linux より格段に速く Ubuntu 12.04 では窒息状態の Eee PC™ 1015PD 上ですら Xubuntu に匹敵するほど軽快に動作する。僕が知る Pre-compiled 系最強 Distro だ。ただし Netbook 用途では TouchPad 設定の Bug や iBus の不具合など苦難の現状。試行錯誤のための根気と時間が要求される。

Installation

Aptosid Ponos KDE on EeepC 1015PD
Aptosid Ponos KDE on EeepC 1015PD

非力な Eee PC 1015PD でも約8分で導入完了…恐ろしく速い!

僕は Eee PC 1015PD に Ponos KDE lite i386 版を導入。最初、いつもの癖で amd64 版を導入しまったので都合2度 Installation 作業をしたという… Gentoo のおかげで唯一使い方を覚えている fdisk で Partitions 設定。Gentoo とほぼ同じ Boot (512M) Swap (4G) で root は残り全部の簡素な三段構成。この段階では日本語キー配置が読み込めないので +(プラス)を打つには Shift + ~ とする必要がある。Installation が完了したら System 更新作業があるので、起動したら即 tty を切り替えて X Windows System を停止する。

init 3

IP Address

連れの @betrayalhearts の自作機と僕の Eee PC 1015PD ともに DHCP が利用不可能であった。なので手動設定。初歩の設定作業だが、僕のように Command を幾つか忘れてしまっていたなら、携帯端末などから Gentoo Linux Documentation — Configuring your Network を参照。設定に入る前に日本語キー配列を読み込んでおく。

loadkeys jp106
ifconfig eth0 192.168.*.* broadcast 192.168.*.255 netmask 255.255.255.0
route add default gw 192.168.*.1

次いで DNS を指定。KDE 環境では vim が標準装備されている。苦手な人にざっくり説明:a でカーソル後から追記開始 Esc で記入終了 :wq で「保存して終了」だ。vi は a = append, :w = write, :q = quite という具合に直感的だ。

vi /etc/resolv.conf
nameserver *.*.*.*
nameserver *.*.*.* 

LAN の設定が終わり、接続確認が取れたら、定番コマンドを打って待機。Ponos はリリースから半年弱経っており更新パッケージは700超。Upgrade にはそれなりに時間がかかる。パッケージによっては、幾らか質問に答える必要があるので寝てはいけない。

apt-get update && apt-get dist-upgrade

Reboot したら Kernel Remover を使って古い Kernel を捨てる。欲しければとっておけば良い。

Grub upgate

@betrayalhearts の自作機は Windows 7 との Dual Boot になるので Grub を更新してやる必要があった。Aptosid も Grub2 だ。故に以下の Command 一発で Windows Chainload が追加可能。

sudo update-grub

ceni による Internet Connection と DHCP 問題

Netbook は当然ながら DHCP による Wi-Fi 必須。そこで標準搭載されている ceni を使用する。これは Network Manager と二者択一であり、どちらか使いやすい方を選ぶことになる。僕は最初 Network Manager を利用していたのだが Aptosid は予想以上に System 更新が多い。init 3 での更新作業が頻発するのだ。そこで init S, init 3 どちらでも融通の利く ceni に切り替えた。道理で標準搭載されているわけだ。

ただ、ひとつ問題があって init 3 では DNS を自動取得してくれない。原因は今のところ不明…なので dhclient.conf に記述をすることで対処している。DHCP 設定の参考はこちら:NetworkConfiguration – Debian Wiki

sudo vi /etc/dhcp/dhclient.conf
supersede domain-name-servers *.*.*.01 *.*.*.02

ceni の設定が終わったら sysv-rc-conf を導入して init 3 でも networking を有効にしておくと完璧だ。これは起動時に開始する Daemon を手軽に設定出来る道具で Terminal から sudo sysv-rc-conf で起動する。良くわからない項目は変更しない。

sudo apt-get install sysv-rc-conf
sysv-rc-conf
sysv-rc-conf

TouchPad 設定の導入(現状不完全)

Netbook では TouchPad の設定追加も必須だが、残念ながら…目下 Aptosid で利用可能な kde-config-touchpad 0.8.1-1 は致命的欠陥がある:#662898 – segfaults with Qt 4.8 packages from experimental – Debian Bug report logs 起動すらしないので gpoint-device-settings で代替するしかない。しかし!これで設定しても起動時に毎回設定が初期化される。わずかでも TouchPad に肌が触れるとマウス操作が暴発。Pointer がどっかにすっ飛んでいく。このストレス KOF'97 並み。

sudo apt-get install gpointing-device-settings

2012/05/17 追記:Touchpad 問題解決

遂に解決。詳細はこちら「解決!Aptosid KDE の Touchpad 設定」要するに Fluxbox から System Setting を開いて設定するだけ。これでもう gpointing-devices-settings は必要ない。

sudo apt-get install kde-config-touchpad

Input Method 選択の問題

GConf Editor
GConf Editor

Debian 版の ibus-1.4.1-5 では GUI から IM を選択することが出来なかった。原因はまるで不明だが、窮余の策としては scim に切り替える、ないし apt-get install gconf-editor で GConf Editor を用いて mozc-jp を追加すると良いかと思う。Gentoo, Ubuntu においては一度も発生していない。どうも Debian 限定の症状ではなく @betrayalhearts の環境では Arch Linux amd64 の iBus で同様の問題が発生した。しかし Aptosid amd64 では問題なし。逆に僕のところでは Arch Linux amd64 においては発生しなかったが Aptosid i386 及び VirtualBox 版の Aptosid amd64 双方で発生した。なんとも不思議な症状。

iBus 設定

Iceweasel, Icedove で日本語入力を行うには ~/.profile に iBus 設定を追記する。定石通りだが .profile という Debian 系ならでは?のファイルに書き込むのが要点。.xprofile というファイル名じゃない。.xinitrc や .bashrc に書きこんでもでもダメだ。Distro ごとに微妙にファイル名などが異なるのは悩みの種。スマートさはないが .sh にして起動時に読み込ませる方法だと Distro ごとの差異を吸収出来るだろうか。

vi ~/.profile
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus

自動開始設定

ibus-daemon Property
ibus-daemon Property

ibus-daemon に Daeom と XIM のパラメータを渡して起動すれば Opera でも問題ない。試行錯誤の末、やっとスマートな解法に辿り着いた!実に単純な答えだが公式説明はない。Opera に至っては公式に「iBus は使えない」と明記されてしまっている:FAQ – ibus – Frequently Asked Questions – English Version – IBus – Intelligent Input Bus – Google Project Hosting かなり投げやり。かと言って自分で IM Framwork が作れるはずもないので、文句を言える立場じゃない。

ibus-daemon -dx

/usr/bin/opera への記述も不要。非力な Eee PC 1015PD では Opera に「こだわる」意味がある。Iceweasel で開くと、読み込みで固まるようなウェブページ(例えば Google Images 検索結果など)も Opera なら瞬殺。読み込み速度や挙動は他のブラウザとは比較にならないのだ。

Misc settings

その他、日常利用する Softwares の細かいところを設定するのだが…Eee PC 1015PD はかなり非力かつ、外部で低速回線を利用する頻度も高い。Battery 消費量や通信速度が気になる時は DE を Fluxbox に切り替えて CUI, TUI 中心に使っていくことになる。

TUI Softwares の確認・追加

  • File Manager: Midnight Commander
  • Browser: ELinks
  • Mailer: Mutt
  • Music: cmus
  • Videos: MPlayer 2
  • Picture Viewer: ImageMagick

ELinks と Midnight Commander が標準装備されているので WWW, Local とも Web browsing は問題ない。僕の場合は、業務用途なので Mail client には Icedove を選び Iceowl でカレンダー機能を追加する。しかし Icedove は重いので、条件の悪い環境での利用を想定すると Mutt も必須となる。Multimedia 系はほどほどで良い。音楽・動画ともに再生の手軽さを重視しcmus & MPlayer 2 を選択。画像も ImageMagick (display) で表示。Terminal 操作主体でも充実している。

Icedove (Thunderbird) の折り返し解除

Mail Client に Icedove を選ぶなら、文章の一行72文字の折り返しを禁止するために以下を user.js に記載。

user_pref("mailnews.wraplength", 0);

Flash Player の追加

Eee PC 1015PD のような低性能機器では Flash contents を諦めるという選択肢が有効。どうしても Plugin を使いたいなら Non Free Repository の追加が必要。aptosid Manuals – APT-Guide を参照して non-free.list などと作り apt-get update する。すると apt-cache search で flashplugin-nonfree が検索結果に出現する。

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