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整蠱專家

周星馳+吳孟達×華仔=狂舞無厘頭浪子!

星爺演じる詐欺師の弟と吳孟達演じる狂気の親父に挟まれ、自己崩壊する華仔。邱淑貞と關之琳の共艶に目が潤ったところで、吳孟達の女装… Climax では危険度を増した程東と謎の対決。最高の俳優陣による王晶導演、定番の傑作。

王晶《整蠱專家》1991

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自称イケてる詐欺師『古晶』はマジでイケてる!

王晶
王晶導演:むしろ世間が驚いた。

この当時、邱淑貞王晶導演は恋愛関係にあったと報道されており、邱淑貞本人が「好朋友」の関係にあったと認めているようだ。詳しくは壹讀の「看王晶老婆的鐵血手腕 如何讓王晶浪子回頭」を参照のこと。

両者は1997年に関係を解消。王晶が新人女優を起用して、邱淑貞を主演女優から外したことが理由、との報道もあったが、それは見当違いだと考えられている。1996年、王晶が脚本を書いた《紅燈區》では、新進気鋭の舒淇が助演女優、主演は邱淑貞だからだ。

理由は明確ではない。明確にする必要も当然ない。それにしても…王晶導演、羨ましいどころの話では済まされない。

両者の関係が始まった時期の情報はないが、本作辺りからじゃないか?など、しょうもない Gossip を頭に入れつつ…本作は、星爺の演じる主人公『古晶』と、我らが華仔が演じる『文傑』を軸に展開していく。

邱淑貞

邱淑貞《赤裸羔羊》引用:《今日壽星》赤裸羔羊旺夫 邱淑貞逆齡性感女神 – 自由娛樂

邱淑貞・楊寶玲李美鳳林穎嫻は、その美しさから、当時の TVB における「無綫四美」と讃えられた。彼女の性格の可愛らしさも、きっと天性のもの。それを疑わせないだけの、演技力ある女優だ。

1999年に香港屈指の実業家と結婚、芸能界を引退したが、稀に時尚関連で報道陣の前に登場している。引退後も Paparazzi に追われる美魔女である。

1987年 香港小姐競選における王鶯の陰謀

当時19歳の邱淑貞は、香港小姐競選の優勝候補筆頭ながら、王鶯という女優によって「事実無根」の顎整形を宣告され、競選を辞退させられている。実際は、幼少時に顎の打撲の治療を行っただけである。

憤りを覚える出来事だが、陰謀に巻き込まれるほど、邱淑貞が美しかったという事実の証明でもある。映画そのもののドラマチックな経歴を持つ彼女に、ますます惚れた!参考:時報周刊

衣装が豊富!

日本版 DVD 付録 Interview にて、星爺も回想していたように『美人で Style もよく、演技も上手い。』邱淑貞は、五度ほど衣装を換えて登場。彼女の演出には力が入っている。いずれも太腿や胸元が露わな服装ばかりで、とんでもなく良い。すべて良いが Discotheque での衣装が最高。

演じる Banana は、人を困らせることが大好きで、自分の勤務する会社にやって来た主人公『古晶』に早速悪ふざけを仕掛けるも、手痛いしっぺ返しを喰らってしまう。怒った時の、邱淑貞の仕草がまた絶妙に可愛らしい。八つ当たりされる王晶導演が羨ましい、と感じたのは僕だけではないはず。

華仔自己崩壊!

蔣家駿《廟街十二少》1992
蔣家駿《廟街十二少》1992

華仔が演じる『文傑』は将来を嘱望されたエリートビジネスマンで、会社では真面目を絵に描いたような青年だが、家では唐突に「京劇」をおっぱじめたりと、どこか常軌を逸した面がある。

『文傑』は事件の発端となる、社長令嬢『程樂兒』との結婚を巡る「企業内の陰謀」と、弟を騙る『古晶』の詐欺に翻弄され…騙される方がおかしい気もするが、とにかく心労の余り自己崩壊寸前に陥るのだ!

すべては父親『親仁』のせいだ。魂の名作《天若有情》そして《廟街十二少》とは180度異なる華仔&吳孟達は…狂気の沙汰である!

華仔と星爺そして吳孟達。

華仔は無綫電視藝員訓練班の第10期、星爺は第11期であり、先輩・後輩という関係性がある。吳孟達は第3期。実は、一番の先輩なのである。

華仔と星爺は、デビュー直後だと電視劇の《蘇乞兒》で共演。この時、星爺はまだ端役である。次いで青少年教育用の三本立てテレビ映画《臨歧》(邦題:クロスロード)にて、各々がひとつのドラマを主演する形で、梁朝偉を含め間接的な共演を果たしている。

關之琳

華仔&關之琳引用:關之琳:美人五十,彈指紅顏老,芳心誰採擷 – 壹讀

華仔は台灣の人気番組であった《康熙來了》にて「共演した女優で最も綺麗だと思ったのは?」という問いに「關之琳。」と即答している。

例えば、華仔自身が設立した映画会社「天幕製作」の第二弾《九二神鵰之痴心情長劍》でも共演。(僕は香港で VCD も入手!)歌番組でのデュエットもある。

事実、華仔の最多共演女優であり、この組み合わせは話題であった。しかし、当時の華仔は梅艷芳と恋愛関係にあったという噂。

關之琳は、社長令嬢という役だけに「淑女」を演じている。気品漂う美貌に目が潤うが、笑いを生むような目立つ活躍がないのは残念。

彼女には、例えば歌神が反英雄『太子』を演じ、不朽の名作となった《明月照尖東》の『翠兒』のような「ちょっかい出さずにいられない美女」が似合う気がする。この時の長髪の彼女は、抜群に色気があって良い!

關之琳は Commedia Sexy の看板女優のひとり Gloria Guida のような「清楚なのに色気が溢れる」感覚…關之琳と Gloria Guida って我ながら上手い比較だと思う!

周星馳&吳孟達+華仔の無厘頭!

王晶《鹿鼎記》《鹿鼎記Ⅱ神龍教》1992
王晶《鹿鼎記》《鹿鼎記Ⅱ神龍教》1992

作品が始まって、真っ先に感じるのは「周星馳が抜群に格好良い!」ということだろう。イケてる詐欺師『古晶』という二枚目半な人物像は、周星馳のイメージに良く合うし、非常に天然に演じられた役柄ではないか?こんな男が現実に存在したら実に面白い!と感じさせる、魅力的な主人公だ。

そして、吳孟達が演じる奇天烈な親父『親仁』が、本筋には直接関わらない随所で暴走。画面に映る度に「奇怪な動き」をしており、深刻な表情や発言は皆無。

この強烈な個性を誇る俳優陣において、なお吳孟達の変人っぷりは際立っている。終盤の女装には呆然…

翌年の《鹿鼎記》でも継続した、周星馳と吳孟達による無厘頭が炸裂する作品群は、すべからく唖然、必見。彼らの行動は、理解の範疇を大きく逸脱する。本作では、ここに華仔が加わってしまったのだ!

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