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Chakra 2014.02 Curie と KDE 4.12 の新機能

相変わらず Chakra の完成度は高い。

Bundle Applications に極端な選択をする嫌いはあるものの Distro に Chakra を選ぶと KDE の最新技術が体験できる、という特典がある。いずれも Early Step ゆえに、多少の動作不備は付き物なので、そこは留意のほど。Cutting Edge であり続けることを期待する人向けである。

KDE 4.12 の最新技術を試す!

Chakra 2014.02 Curie Official website: Chakra | Get

VirtualBox にて Chakra を試用。Version は FreeBSD 10.0 と同じく KDE 4.12.2 であり「目に見える」多くの新技術が含まれている。僕の常用環境である Gentoo での Release になおさら期待が高まった。細かな部分では Trash が Wastebin へと名称変更された。また、放置状態である Microblogging widget は 4.12 でも修正されておらず Twitter への接続は依然として不可能。

Application Launcher (QML)

QML で書かれた、来るべき KDE 5 (Plasma 2) の先駆けとも言える Widget だ。従来の Launcher を簡略化し、透明感を付与した形になっている。動作がぐっと軽快になっており、無駄な空白がないので一覧性も上昇している。Desktop 機にはこちらを Ultrabook など比較的絞られた画面サイズの機器には Homerun といった二択がかけられるようになった。

Homerun Launcher

Unity Dash を再現した Plasma Widget であり、好みはあるだろうが、従来型の Start menu に比べ、使い勝手は遥かに良好に感じる。Laptop 系には利用推奨。Gentoo では 9999 状態。» 関連記事:Unity like KDE Plasma workspace layout

KDE Telepathy

Kopete に替わる IM, VoIP 機能。KDE に完全統合されたことで Dolphin や Gwenview から直接 IM 経由でファイルを送付することが可能になった。細かい部分だが利便性の向上に繋がっている。Gentoo では Mask 状態。

KDE Connect

KDE Connect on OpenSUSE 13.1 Download: KDE Connect – Android Apps on Google Play

夢溢れる機能を持った Android devices との接続ツール。現状では OS, Android device ともに同一 LAN 内にいる必要がある。つまり Android device は WiFi 接続時のみ利用可。KDE 側と Android 側の双方に KDE Connect を導入することで Clipboard 内容の Sync や Media Player の Remote control が可能になる。Gentoo では 9999 状態。lib-daemon, Avahi に依存しており sshfs-fuse を追加することで File browsing が可能となるらしい…のだが、実際に導入してみたところ Gentoo, openSUSE 版ともに機能しなかった。幾つか手順が抜けているのかも知れないが、手探り状態なので何とも言えない。なお画像は OpenSUSE 13.1 で試した時のもの。以下は僕が確認した Media Players 対応表。

  • Clementine, Quodlibet, Amarok:完全対応。大概の Music Players は対応しているはず。
  • SMPlayer:Playlist の前後操作が不可能。これさえ可能ならリモコンとして使えるのだが…
  • Dragon:対応しているが Playlist が存在しないので、早送りするくらいしか使えない。
  • VLC, Kaffeine:非対応。

Chakra 2014.02 Curie の Bandled Applications

絞りこまれている感があり、すっきりしている。Office suite には KOffice の後継である Calligra が選択されている。確かに KDE user にとっては LibreOffice よりも好ましいが MS Office 書類との互換性という壁は無視出来ない。他には Gantt Chart 作成ツールなどが用意されている。Music Player は Amarok になった。

Amazon AMZ Downloader

Amazon MP3 Downloader は Windows, OSX 向けにしか用意されていないので、このツールが開発されたのだろう。僕は専用ツールを用いず Browser から1曲づつ MP3 形式で Download している。

参照:Amazon.co.jp ヘルプ: よくある質問

Calligra

Koffice の後継である Office suite であり User Interface は LibreOffice よりも洗練されているが、書類の Import, Export に「互換性を欠く」という意見が目立つ。小規模グループ内であれば利用可能な範疇にはあるだろう。LibreOffice との比較については、こちらの記事 Calligra vs. LibreOffice: Which Is The More Productive Linux Office Suite? が参考になる。使い勝手の面においては、例えば Calligra Sheets では単純な加算すら =SUM(a1:a10) といった手打ちが必要となる。大した手間でもないが、競合に比べ効率的とは言い難い。

Official website: Calligra Suite | The integrated work applications suite

Rekonq

Webkit を利用した Konqeuror の強化版といった趣きの Browser で、これを選んで使う局面は思いつかない。Crash 率も比較的高い。Adblock 機能は Konqueror に依存するので Konqueror の先行導入が必要。特徴としては Google Bookmarks 及び Opera との Sync が挙げられる。しかし Opera Sync はあくまで Bookmarks のみ利用可能であり History, Password などは対象外。なお Konqueror ともども Favicon が消えたり、表示されない Bug は健在。Chromium, Firefox に置き換える Users が大半だろう。

FFADO Mixer

IEEE 1394 (Firewire) 接続の Mixer のための Audio Driver であり対応 Devices が非常に多い。唐突に Distro 管理者の個人的嗜好を入れくるあたりが Chakra らしい。Linux を繰る DJ は格好良い。

Official website: ffado.org | Free Firewire Audio Drivers

Firefox だけが隔離されるとは!

Firefox は初期状態では導入不能なので /etc/pacman.conf 内の [extra] の Comment out を解除する必要がある。これも Distro の特徴なので致し方ないが Firefox だけ隔離された理由は Debian 同様に Branding に関する Licence 問題であろう。とは言え Chromium が通常配布されているのだから Iceweasel を用意しても良いはずだ。

sudo pacman -S firefox-kde oxygen-gtk2 flushplugin
参照:Add [extra] to pacman.conf – The Chakra Project | Loomio
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