KDE 環境で Conky を Dim しない方法
Solved.
僕は普段 KDE 環境の Desktop Effects は Transcluency を残し、すべて切っているのだが、気紛れに諸々有効化してみたところ Dim Inactive が意外と便利だと気が付いた。しかし Conky が Dim されるのが気にかかる。僕は .conkyrc を再編集するのではなく System Setitngs の Window Behavior から解消した。
試行錯誤と解決策
.conkyrc で設定可能な項目では own_window_hints がある。ここで above を設定することで Conky が常時 Active window となり Dim されることはない。しかし、すべての Windows より上のレイヤーとして描画されてしまうので実用性を失う。own_window_type desktop はどうか?最初は、これが最も良い選択だと思ったのだが Desktop の任意の箇所をクリックすると Conky が画面上から消えてしまった。プロセスは生きているので、どこかに隠れてしまうようだ。own_window_type panel は、その名の通り Panel 状態となって画面の一部を占有するので選べない。own_window_type dock には表示箇所を指定出来ないという不便がある。そこで .conkyrc の設定には現状から手を加えず System Settings で解決することにした。KDE には優れた Window 管理の仕組みがある!
.conkyrc の内 Window に関する設定
参考までに僕の .conkyrc の該当項目を掲載しておく。KDE 環境で透明化を有効にするには transparent ではなく argb を利用する。
own_window yes own_window_argb_visual yes own_window_argb_value 0 own_window_hints undecorated,below,sticky,skip_taskbar,skip_pager
Window Behavior で設定する
System Settings > Window Behavior > Window Rules > New > Detect Window Properties と辿り Conky をクリックして認識させる。OK と押して次へ。


Appearance & Fixes を表示し Window type を Force > Dock (panel) に設定する。これで Conky が Dock と認識されるので Dim されることがなくなる。