Heijastin

Music Player Daemon Clients の使用感

需要が薄かったのか。

MPD を利用すると Remote での楽曲再生が可能。VLC を利用するのと同様 Home server を "Cloud" 的に利用出来るようになる。しかし Clients には放置状態のものが目立つ。

MPD の設定まとめ

MPD の設定は面倒なんじゃないか、という先入観があったのだが Local で再生する分には .mpdconf だけ作成すれば、他に設定すべきことはなかった。僕は Gentoo Wiki を参考に、自分個人の権限で MPD を動作させ、かつ Home 配下に関連ファイルを置いた。Distro によっては gpasswd -a USERNAME audio の必要があるかも知れない。

参考:MPD – Gentoo Wiki

~/.mpdconf

music_directory      "~/Music"
playlist_directory   "~/.mpd/playlists"
db_file              "~/.mpd/database"
log_file             "~/.mpd/log"
state_file           "~/.mpd/state"
sticker_file         "~/.mpd/sticker.sql"
user                 "kazuhiro"
group                "kazuhiro"
bind_to_address      "localhost"
input {
 plugin "curl"
 }
audio_output {
 type           "pulse"
 name           "Pulse Output"
 mixer_control  "Master"
 }

MPD Clients

Frontend となる Client を5つ試してみた。既に放置されているものもあり、いずれも Bug が目立つ原始的なものだった。Streaming 再生専門に使うなら我慢できるかも知れない。

Ario

Ario Official website: Ario – Accueil

GTK 用 の Client で France ないし仏語圏の国で開発されている。Database の表示方法は、僕が試用した4つの MPD Client の中では最も充実している。Genre > Album Artist > Album の分類が可能で、この Player ならではの特徴として、例えば Genre > Album Artist > Album > Playlist の並列表示が可能。

Desktop, Laptop, Tablet などで 16:9 の画面を利用している時は非常に見やすい。楽曲を逐次 Playlist に登録するという作法が、まったくもって前時代的ではあるが MPD 専用 Client の範囲なら Ario は出色だろう。

ID3 Tag 対応は Bugs 含みかつ限定的。ID3v1 系には対応していない模様で Genre が数字のまま表示されてしまう。また ID3v2 系の "Album Artist" Tag にも非対応であり Banshee, Amarok などのように "Performer" の内容を Album Artsit 代替として表示している。

Performer Column も存在しているのだが、なぜか "Performer" Tag の内容が表示されない。また、他の Players では問題なく表示される Album Art や Tag が解釈されないことがある。GTK 系 Player では、やはり Quod Libet が最優秀だ。

  • 依存:GTK
  • ID3 Tag 対応:ID3v2 系のみ対応と思われる
  • Album Art, Lyrics:表示可能とは言える
  • Last.fm Scrobbring:対応
  • OpenSUSE x86_64 用 RPM 配布先:RPM OpenSuSE ario 1.5.1 x86_64 rpm

ncmpcpp

ncmpcpp Official website: ncmpcpp MPD client

ncurses 基板の CUI Client であり ncmpc という先行物の派生版。第三者には理解不能なソフトウェア名称から察せられるように「実習作品」的な印象で、大雑把にしか使えない。実際、2012年から放置されているようだ。

Media Library の表示は「最左列のみ変更可能」という謎の仕様であり、一応 Artists, Album Artists, Genre などから選択出来るのだが、二列目、三列目のコラムが変更出来ないので、まったく意味を成していない。Last.fm Scrobbring にも非対応。CUI Client ながら Last.fm の Artist Info が表示可能であり、歌詞表示にも対応している点は面白い。

QMPDClient

QMPDClient Official website: Bitcheese.net: QMPDClient

こちらも実習作品的な印象。コラムの移動・追加などが不可能な固定型で、極めて前時代的な作り。歌詞の表示と Last.fm Scrobbring には対応している。Playlist の左側配置が特徴だが、使い勝手には特に影響していない。開発は現在も継続している様子。

Sonata

Sonata Official website: Sonata Music Client for MPD

2009年09月以降の動きが断絶しており、現在は使用理由が見当たらない。一応試してみたが、例えるなら Audacious の XMMS Skin 非対応版といった具合だった。Last.fm Scrobbring には対応。

QtMPC

QtMPC Official website: QtMPC

こちらも2010年より開発が放置されている。Pogo と似た系統の Qt 系 Client で、取り敢えず楽曲再生が可能といったところ。左側に Tree がある分だけ Sonata よりも使い勝手はマシだが Last.fm Scrobbring に非対応。

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