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openSUSE 13.1 KDE Review

12.1 から劇的進化!

openSUSE 13.1 は RPM 系 Distro に対する「旧態然」という僕の意識を「最先端」にまで変えた。11.1 より本格化した ZYpp による迅速なシステム更新、そして KDE と統合され、磨きのかかった高級感漂う外観。Linux に馴染んでいる User には強く訴求する Distro だ。

さらに進化した openSUSE

openSUSE 13.1
openSUSE 13.1

openSUSE 13.1 KDE を VirtualBox で試用したところ、その完成度は衝撃的だった。12.1 と全然違う!勢いのまま予備の HDD/SATA1 に導入してしまった。実機導入なので Gentoo との Multi-Boot 環境。僕の生活環境は Gentoo/KDE なので openSUSE 13.1 KDE に切り替えても、実用面では処理速度が大幅に遅くなる(Gentoo は SSD/SATA3 そして当然最適化されている)という不利益しかない。それでも今回の openSUSE は「じっくり見てみたい」という魅力に溢れていた。2009年、僕は openSUSE を選んでいた。Gentoo に出会っていなければ、再び openSUSE と過ごすことになったろう。つまり僕が Linux Mint, Arch Linux, Fedora などの利用者だったら、間違いなく乗り換えていた。

高級感と統一感のある洗練された外観デザイン

openSUSE 13.1 が独自に用意している Plasma Theme の完成度は非常に高い。Notifications Area の各種 Icons や Taskbar の回転する Launch Indicator には Smartphone/Tablet 時代の流行である Flat/Mono なデザインを採用しており openSUSE の「敏感さ」を感じさせる。Desktop Background も秀逸で、全体のデザインに高い統一感がある。Update Manager も Plasama Widget 化されているので KDE 環境と見事に統合されている。全体に漂う高級感は Linux 初心者にも大いに訴求するはずだ。やはりドイツ製は高品質。

Packages 管理方法

openSUSE の公式 Packages は Ubuntu 派生に比較すると決して多くはない。しかし、準公式 Repositories が充実しており Package 入手に困ることはまずない。openSUSE 12.1 より導入された、新たな GUI 管理ツール Apper によって、公式 Packages の検索・追加・削除は、よりスムーズに実行出来るようになった。また公式サイトからは、公式・準公式どちらの Package も検索可能であり 1 Click Install することも可能。1 Click Install の仕組みは、非公式のサイトにも用意されており、例えば Ubuntu Restricted Extras に相当する Meta Package は Unofficial Guide to openSUSE 13.1 が用意している。反面 Packages 管理方法は、従来の YaST2 (1 Click Install) 新しい Apper そして CUI ツールの ZYpp が混在する状況であり、煩雑だ。ZYpp (zypper) が高性能なので GUI ツールは 1 Click Install 利用時のみしか使わない User が多いのではないか。

Hardwares 対応力が若干低い

2009年、僕は openSUSE をメインに据えていたが、当時も NIC, Video Card, Sound Card の認識に難があった。現在も Hardwares 対応は Ubuntu などに遅れをとっている。僕の Video Card は Zotac GeForce GTX 590 なので openSUSE 導入直後の Graphic Driver は Nouveau だ。この初期状態で Firefox, Chromium を起動すると Hardware Acceleration に起因する問題から Shell が Freeze する。Nvidia 謹製 Driver に切り替えることで解消するが、他の Distro では Nouveau と言えども Freeze までに至った経験はない。また規定の NIC についても YaST から再設定する必要があった。起動直後にネット接続が出来ない、という経験も実に久しぶりだった。

Terminal を使いやすくする

日常的に利用することを考えると、まずやっておきたいのが Terminal の個人設定。

openSUSE 13.1 Konsole

Shell Prompt に色を付ける

openSUSE の Shell Prompt は Username, Working Directory に色が指定されていない。僕は違和感を覚えるので、真っ先に色設定をした。

export PS1="\e[0;32m\[$(ppwd)\]\u@\H \e[1;34m\w $\e[m "

Customize 内容は ~/.bashrc に追記する。Username は openSUSE らしく Green にしてみた。各 Parameters, Color Code については NixCraft 参照。

参考:BASH Shell: Change The Color of My Shell Prompt Under Linux or UNIX

和英混在環境における日本語 Monospace 指定

openSUSE の Terminal は書体にも違和感があった。僕は、英字が DejaVu Sans Mono 日本語が VL Gothic でないと、しっくりこない。この指定は ~/.config/fontconfig/fonts.conf に追記する。

<alias>
	<family>monospace</family>
	<prefer>
		<family>DejaVu Sans Mono</family>
		<family>VL Gothic</family>
	</prefer>
</alias>

ZYpp でシステム更新及び Packages の追加・削除を行う

openSUSE は Apper, YaST によって、システム更新もマウス操作だけで完結出来るが、僕は Terminal から手軽に作業したい。Terminal からは Zypp を利用する。この優れた管理ツールは MeeGo に採用されたいたこともあり、後続にあたる Tizen, Sailfish OS に継承されているそうだ。これからの Smartphones では、お馴染みのツールになりそう。

参考:ZYpp – Wikipedia, the free encyclopedia

Packages の検索と導入・削除

Command は zypper だ。Option の短縮形は、各単語の頭二文字である場合が多い。ZYpp には「総合的な Command が、かなり短い」という利点が見えて来た。打ち込む手間が少なく、暗記もしやすいので、確かに携帯端末からの利用にも向くだろう。Mageia も ZYpp に切り替えられれば…と思ったり。

zypper se (search)
sudo zypper in (install)
sudo zypper rm (remove)

システムの更新作業

どちらのコマンドにも Root Privileges が要求される。APT で例えると refresh が update であり update が dist-upgrade に相当する。こちらも ZYpp は非常に短い Command で実行出来る。

sudo zypper ref (refresh)
sudo zypper up (update)

Install 済の Packages を一覧表示する

特別な Option が存在しないので zypper se の結果に Install 済項目が含まれることを利用して Grep する。ただ Package 概要まで表示されるのが難。dpkg --get-selections 的な表示方法が欲しい。

zypper se | grep 'i |'

cmus で MP3 を聴く

cmus 本体は 1 Click Install から入手可能だが Proprietary な Plugin は同梱されていない。また openSUSE Software は cmus Plugins を配布していない。MP3 を含めた音楽再生を可能にする cmus 一式は、上記 PackMan から入手出来る。僕は既に PackMan の Repository 登録を済ましているのだが cmus は zypper se の結果に現れなかった。なので、ウェブサイトより各 Packages を入手した。

入手先:PackMan :: Package details for cmus
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