Heijastin

Arch Linux/KDE 4.10 on Eee PC 1015PD

Good result.

Chakra を試用して Arch Linux を見直し、愛用の Eee PC 1015PD を Lubuntu から Arch/KDE へと回帰。インストールが以前にも増して簡単になったので、調べ物もほぼなし。パフォーマンスは Aptosid/KDE に匹敵し、無線対応や Update 処理のスマートさで sid 系を凌ぐ。衝動的な変更だったが結果良好。

Arch Linux のインストールはさらに簡単になっていた!

KDE 4.10 on Arch Linux
KDE 4.10 on Arch Linux

前回の記事で述べたように VirtualBox で試した Chakra 2013.03 Benz は好感触だった。しかし 64-bit のみ対応。僕が「末永く」愛用している Netbook なんか完全無視だ。馬鹿にされた気がして意地になり Lubuntu 12.10 を搭載していた Eee PC 1015PD に Arch Linux 本家をインストールすることにした。Ubuntu 13.04 リリース間近ではあるが、もういい。

Arch Linux base system installation

Installer は以前にも増して「単純明快」に進化していた。Arch Linux のインストール作業は現行 Distro で最も手軽ではないだろうか。.iso は 32/64-bit 同梱である。見事な合理性、人気 Distro の面目躍如といったところだ。Arch Linux は Ubuntu とは違ったアプローチでの初心者向け Distro と例えて良い。以下は、公式 Isntallation Guide 内で気になって調べた項目。

参照:Installation Guide – ArchWiki

Syslinux

UNetbootin で Bootable USB Stick を作成した時に見かけるファイル。これは USB Stick から起動可能な「持ち運び用」Linux などを作りたい場合に選択する Boot Loader だ。デスクトップ用途では通常通り Grub 2 を選択。

arch-chroot /mnt pacman -S grub-bios
参照:Syslinux Wiki

Grub 2 Installation

Document で端折られている箇所。僕の場合は /dev/sda が Live 環境。導入用 HDD の構成は sdb1=boot, sdb2=swap, sdb3=/ としたので以下のように進めた。arch-chroot ってのが手軽で気が利いている。

mount /dev/sdb3 /mnt
mount /dev/sdb1 /mnt/boot
arch-chroot /mnt
grub-install /dev/sdb
grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
参照:[SOLVED]Can’t install grub 2. (Page 1) / Installation / Arch Linux Forums

fstab

先述の通り、僕の場合は /dev/sda が Live 環境。USB Stick を取り外した後は sdb が sda に変わるので fstab には UUID で記載しなくてはならない。以下のようにオプション "L" を追加すると UUID が、なぜか「コメント」として挿入される。直接記載されない理由は不明だが、ともかく fstab を編集して dev を UUID に置き換える。

genfstab -pL /mnt >> /mnt/etc/fstab

なお UUID の取得方法はこちら。

ls -l /dev/disk/by-uuid

startx に必要なパッケージが xorg-server の依存関係に入っていない

Arch Linux では、パッケージ xorg-server をインストールしただけでは startx 不可能だった。Gentoo なら xorg-server さえ導入すれば、依存関係で必要なパッケージはすべて自動で揃うのに Arch では init 部分が xorg-xinit という名称で非依存パッケージ化されているのだ。これは依存関係にしておくべきだろう。Wayland と何か関係があるのだろうか?これまた理由は不明だが、迷惑な話である。

pacman -S xorg-xinit

自分の Login Account の作成

X Window System まで整ったら、自分の Login Account を作成して一件落着。コマンドは Gentoo Handbook を見れば良い。その後 /etc/sudoers を編集しておけば完璧だろう。

参照:Gentoo Linux Documentation — Finalizing your Gentoo Installation

KDE 4.10 Installation

KDE 環境をインストールする際に、僕は何も考えず pacman -S kdebase-workspace kdebase-dolphin などとした。こんな具合で適当にやっても、依存関係で必要なパッケージは導入される。注意点は KDM だけ。

KDM はどこに?

Arch Linux では KDM は個別パッケージになっておらず kdebase-workspace に内包されていた。こうした Distro ごとの微妙な違いは困りもの。幾ら探してもパッケージがないわけだ。KDM の自動開始は systemctl というコマンドで有効化する。この systemd は openSUSE も採用しているようだ。

systemctl enable kdm.service

僕は最初 Arch には KDM が存在しないものだと思い込み、致し方なく LightDM を導入した。しかし、バグで動作不能。なんとか KDM を発見できたが systemctl で有効化する際に LightDM の残骸が邪魔して "File already exists." みたいな文句を言われ進行不能に陥った。こういう時のために force のオプションがある。僕は LightDM が大嫌いだ。KDM の後継は SDDM が良い。

systemctl enable kdm.service -f

自分のアイコン画像を変更したい

System Settings に KDE Password & User Account の項目がなかったのだ…なぜ KDM が個別パッケージ化されていないのに「こんな細かい項目が個別」なのか!それらしいパッケージを適当に見繕って導入したところ、正解はこれだった。

sudo pacman -S kdebase-kdepasswd

…じゃなくて、ログイン画面のアイコンを変更したい

自分のアイコンを変更しても、ログイン画面のアイコンが変化しない。そういや、これは System Settings > Login Screen > Users から変更するのだった。ここの User Images 項目からアイコン画像が設定出来る。

Aptosid/KDE と体感速度は同等!

Debian の不安定版 sid 基盤である Aptosid は Ubuntu 派生 Distro より遥かに高パフォーマンス。Ubuntu で軽量環境を使うのと Aptosid で KDE を使うのは体感速度に差がない。バッテリ消費に差はあるが、僕の Eee PC 1015PD において Aptosid/KDE では音楽を聴きながらのネット閲覧が、少なくとも3時間は可能だったのだから良いだろう。現在の Arch/KDE も同様。実は2012年初頭に Eee PC 1015PD に短期間ながら Arch/KDE 環境を整えたことがある。この時は Kubuntu あたりとパフォーマンスが大差なくて、非常にがっかりした。しかし、現在の Arch/KDE は Aptosid/KDE に匹敵する快適さ。これは良い。

Arch Linxu が Aptosid より優れている部分

開発チームと Community が安定しているので Distro 消滅の心配がない。そして X Window System 稼働中でも Upgrade が可能。さらに無線環境に強い。Plymouth を簡単に設定出来るのも非常に良い!

そろそろ Distro を固定すべきかも…

今回 Arch/KDE に載せ替えた Eee PC 1015PD だが、長期間使っていると、色々なファイルが溜まってしまう。Distro 入れ替えにしても、バックアップ作業にかなりの時間を取られるようになって来た。気紛れで Distro を入れ替える悪癖には終止符を打つ時期か。

Tags