Openbox with tint2

Kazu Spara in 25 May 2017
in SoftwaresF Kazu Spara

放置され気味な

Openbox の資力消費は LXDE より若干高くなる可能性があるので「自由」を欲する人向き。Openbox を単独使用すると、より自分好みの Desktop 環境が整えられる。Customize 性が高く、無駄な初期設定もない。Extension に該当する Pipemenu での機能拡張もあることはある。

Installation

Gentoo VirtualBox に導入した Aptosid Ponos Xfce にて、なんとなく Openbox + Xfce 環境を試してみた。構成は Openbox, tint2, volumeicon, xcompmgr-dana だ。僕は Eee PC 1015PD そして、利用頻度は稀だが ThinkPad R31 にて Openbox を日常的に使用している。というか、この両機種だと、残された選択肢は twm くらいしかない。

Openbox について知っておくべきこと

  1. 初回 Session 開始時、そこには灰色の画面があるのみ。友達に「パソコン壊れてるよ。」と指摘されるかも知れない。しかし、画面上で「右クリック」すると文字だけのメニューが現れる。これで正常。
  2. 各種設定は Text File を編集。技術は不要だが「少しの時間」は必要。
  3. 色々と遺物化していってる。

最低限の導入例

誰がやっても概ねこの辺り。File manager は PCManFM が良いだろう。

$ sudo apt-get install openbox obconf obmenu gmrun

これだけ知っていれば使える

  • Alt + Ctrl + ← or →:Workspace の移動
  • Alt + Shift + ← or →:Active Window を次または前の Workspace に移動

Autostart & Reconfigure

まずは autostart.sh という「自動開始プログラム一覧表」を作る。Openbox Session 開始時に起動させる Programs を登録する。個人設定の各種ファイルも ~/.config/openbox へ保存される。chmod +x を忘れずに。

$ touch ~/.config/openbox/autostart.sh
$ sudo chmod +x ~/.config/openbox/autostart.sh

個人設定

Openbox の個人設定は rc.xml を編集することで行える。rc.xml は元ファイルを持ってくるか ObConf で Theme を一度でも変更すれば自動で作られる。Right Click > Reconfigure で設定内容が On the spot 反映される。Restart は用途不明。

$ cp /etc/xdg/openbox/rc.xml ~/.config/openbox/

Mouse Wheel の Workspace 移動を無効化

TouchPad 環境では、迷惑以外の何物でもないので真っ先に無効化しておきたい。

  1. ~/.config/openbox/rc.xml の <mouse> の項目を探す。
  2. <context name=”Desktop”> 〜 </content> までを Comment Out する。

Gmrun の登録

これは簡易版 Krunner といったところ。Application 起動以外の機能はない分、軽量。Openbox では Applications Menu が使えないも同然なので Alt + F2 に頼らざるを得ない。~/.config/openbox/rc.xml に以下を追記する。

<keybind key="A-F2">
	<action name="Execute">
		<command>gmrun</command>
	</action>
</keybind>

Appearances

Openbox on ThinkPad R31
Openbox on ThinkPad R31

Semplice Night, Semplice Darkest が格好良いので GitHub – Semplice artwork から入手して ~/.themes に置く。壁紙設定には Nitrogen を使う。かつては Feh が利用されていたが動作しなくなった。

$ sudo apt-get install nitrogen lxappearance lxappearance-obconf

壁紙を恒久的に設定するには autostart.sh に以下の一行を追記する。さもないと Session 終了後は画面灰色。

nitrogen --restore &

Menu に Icons を追加

~/.config/openbox/menu.xml に一個一個手書き。しかも Full Path 表記必須。凄く大変なので諦めた方が良い。

<item icon="PATHTO/firefox.png" label="Firefox">

Pipemenu

Pipemenu は Python 2 や Perl などで書かれた機能拡張。基本、動作しないと思って良い。Openbox ~/.config/openbox/menu.xml に追記することで有効化する。obmenu を使うと GUI から編集出来るので楽だ。

  • Scripts 本体を chmod +x
  • Ctrl + P で挿入
  • Label, ID は任意 Execute は Full Path 指定
  • Reconfigure ないし openbox -reconfigure と打って設定内容を反映

Pipemenus の入手

2016年現在、Pipemenu の多くは動作しなくなったまま放置されるか、公開終了となっている。配布ページは「あばら家」状態で、リンク切れだらけ。Script や Archive への「直リン」で構成されているのが熱い。さらに、配布が継続されている Script を試しても動作不能など、なかなか楽しませてくれる。

Dolphin Bookmarks 表示 dolphin-bookmarks.pl
数少ない配布継続中かつ動作する拡張。Dolphin の Bookmark を表示する。表示が名前順に矯正されるのが難点。
GTK Bookmarks 表示:bookmarks.sh
リンク切れ。Thunar, PCManFM など GTK 系ファイルマネージャの Bookmarks を表示する。Script をエディタで開き filemanager の String を変更して使う。初期状態の PCManFM は外部呼び出しを、新窓ではなく Tab で開くことに注意。obmenu の Label, ID は任意 Execute は Full Path 指定。chmod +x を忘れずに。
壁紙変更:wallmenu-0.4.py
リンク切れ。Python 3 環境では動作不能。Script をエディタで開いて、壁紙一覧の場所を Full Path で指定する。feh の指定は bg-fill に変更。これで Aspecto Ratio を維持して、中央から Crop するようになる。他の同類は動作しない。

Applications Menu

Openbox 単体では Softwares の一覧が表示不可能となった。かつて Dynamic な Applications Menu を表示するための Pipe-menu は放置されつつ複数存在していたが、いずれも動作しなくなった。Static な Application Menu 生成ツール MenuMaker も古すぎて Compile 不能。

Openbox-menu
2016年10月現在、動作不能。Dynamic な Applications Menu を生成出来た。Obmenu から Ctrl + P と押し Pipemenu として設定。Label,ID は任意。Execute には openbox-menu に続け、例えば "openbox-menu lxde-applications.menu" など、表示させたい .menu の名称を指定する。
Xdg menu for OpenBox
開発・配布終了。アイコン表示がないので、低スペック機器ではこちらが好ましかった。.menu の位置は Full Path 指定。Ubuntu でのみバイナリパッケージ化されていた。
MenuMaker
X Windows System 黎明期の遺物。Static な Applications Menu 生成ツール。実行ファイルのある場所に cd 後に "./mmaker -f openbox3" で ~/.config/openbox に menu.xml を生成する。f (force) は既存ファイルの上書きオプション。

Tint2

Openbox のみの環境では、常時表示される時計もなければ Wi-Fi, Battery 使用状況も目視不能。Laptop 系では使えないと同然だ。そこで定番の tint2 を組み合わせる。ただし Openbox + tin2 は「LXDE とリソース消費量が同等ながら」機能が遥かに劣っている。実用面では、素直に LXDE を選ぶ方が賢い。

tint2 の入手と設定

apt-get や emerge で入手可能。Mageia にもあった。tint2 は複数のテーマを On the fly で切り替えることが可能。パッケージに tint2conf というツールが含まれており、これでテーマ管理・切り替えを行う。テーマの作成法は tint2 – Configure.wiki にて解説されている。単純なので、誰でも出来るだろう。なお sid 版のみ何らかの理由で tint2conf が Omit されている。Aptosid ユーザーはつらい。

GUI 設定ツール tintwizard
GUI でテーマファイルを作成するツール。未だベータ版といった具合で、初めてのユーザーが使うには説明不足。予め Wiki に目を通しておくべきだろう。Ubuntu では tint2 のパッケージに同梱されている。
tint2 テーマの切り替え
作成したテーマは .tint2rc という拡張子で ~/.config/tint2/ に保存する。
設定ファイルを指定して tint2 を起動
Aptosid (Debian sid) では tint2conf が使えないので "tint2 -c NAME.tint2rc" と引数を付けて起動する。
Reload Panel
設定ファイルの編集後 tint2 を再読み込みするには "killall -SIGUSR1 tint2" と打つ。通常は tint2conf があるので使用しない。これも Aptosid (Debian sid) 用。

Tools

Openbox + tint2 on Eee PC 1015PD
Openbox + tint2 on Eee PC 1015PD

パネルに表示可能な各種ツールは ~/.config/openbox/autostart.sh 内に追記する。これで自動起動するようになる。

音量調節: volumeicon

Debian/Ubuntu では volumeicon-alsa というパッケージ名なので注意。軽量ながら Hotkey に対応し OSD 表示まで可能だが、開発は放置されている。現在は Bug で自動起動しないため、以下のような時間差を設定して autostart.sh に記述する。

(sleep 10;volumeicon)&

電力・ディスプレイ管理とバッテリー残量表示:Xfce4 Power Manager

これは Lubuntu に倣って Xfce から流用。Laptop 系にはこれが最善の選択。tint2 にもバッテリー残量表示機能だけは標準搭載されている。

透明化や Drop Shadow などの演出効果:Compton

最小主義的な Openbox に Effects 付加というのは違った方向に向かっている気がするが… Compton というツールで可能である。リソースの無駄使いとは知りながら、なければないで寂しかったりする演出。Compton は放置されて使えなくなった xcompmgr を Arch Linux ユーザーがメンテした xcompmgr-dana という後継ツールを、さらに改善したものらしい。

Ubuntu 用には 32, 64 bit 個別の .deb が配布されている。なお無印 xcompmgr は Ubuntu 系ではまったく動作しない。Debian sid 版は Drop Shadow のみ対応した。以下は僕の Compton 設定例。fF というオプションは廃止になった。

compton -cC -t0 -l-2 -r1.5 -o.50 -m.80 &

neap

Notification Area 内に Pager を表示する Python Script で現在の Workspace を視覚的に表示する。遺物であり、もう動作しない。Script 一枚なので Distro を問わず利用可能だが Debian/Ubuntu には deb 形式が用意されていた。

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