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Openbox with tint2

放置され気味な

Openbox の資力消費は LXDE より若干高くなる可能性があるので「自由」を欲する人向き。Openbox を単独使用すると、より自分好みの Desktop 環境が整えられる。Customize 性が高く、無駄な初期設定もない。Extension に該当する Pipemenu での機能拡張もあることはある。

Installation

Gentoo VirtualBox に導入した Aptosid Ponos Xfce にて、なんとなく Openbox + Xfce 環境を試してみた。構成は Openbox, tint2, volumeicon, xcompmgr-dana だ。僕は Eee PC 1015PD そして、利用頻度は稀だが ThinkPad R31 にて Openbox を日常的に使用している。というか、この両機種だと、残された選択肢は twm くらいしかない。

Openbox について知っておくべきこと

  1. 初回 Session 開始時、そこには灰色の画面があるのみ。友達に「パソコン壊れてるよ。」と指摘されるかも知れない。しかし、画面上で「右クリック」すると文字だけのメニューが現れる。これで正常。
  2. 各種設定は Text File を編集。技術は不要だが「少しの時間」は必要。
  3. 色々と遺物化していってる。

最低限の導入例

誰がやっても概ねこの辺り。File manager は PCManFM が良いだろう。

$ sudo apt-get install openbox obconf obmenu gmrun

これだけ知っていれば使える

  • Alt + Ctrl + ← or →:Workspace の移動
  • Alt + Shift + ← or →:Active Window を次または前の Workspace に移動

Autostart & Reconfigure

まずは autostart.sh という「自動開始プログラム一覧表」を作る。Openbox Session 開始時に起動させる Programs を登録する。個人設定の各種ファイルも ~/.config/openbox へ保存される。chmod +x を忘れずに。

$ touch ~/.config/openbox/autostart.sh
$ sudo chmod +x ~/.config/openbox/autostart.sh

個人設定

Openbox の個人設定は rc.xml を編集することで行える。rc.xml は元ファイルを持ってくるか ObConf で Theme を一度でも変更すれば自動で作られる。Right Click > Reconfigure で設定内容が On the spot 反映される。Restart は用途不明。

$ cp /etc/xdg/openbox/rc.xml ~/.config/openbox/

Mouse Wheel の Workspace 移動を無効化

TouchPad 環境では、迷惑以外の何物でもないので真っ先に無効化しておきたい。

  1. ~/.config/openbox/rc.xml の <mouse> の項目を探す。
  2. <context name=”Desktop”> 〜 </content> までを Comment Out する。

Gmrun の登録

これは簡易版 Krunner といったところ。Application 起動以外の機能はない分、軽量。Openbox では Applications Menu が使えないも同然なので Alt + F2 に頼らざるを得ない。~/.config/openbox/rc.xml に以下を追記する。

<keybind key="A-F2">
	<action name="Execute">
		<command>gmrun</command>
	</action>
</keybind>

Appearances

Openbox on ThinkPad R31
Openbox on ThinkPad R31

Semplice Night, Semplice Darkest が格好良いので GitHub – Semplice artwork から入手して ~/.themes に置く。壁紙設定には Nitrogen を使う。かつては Feh が利用されていたが動作しなくなった。

$ sudo apt-get install nitrogen lxappearance lxappearance-obconf

壁紙を恒久的に設定するには autostart.sh に以下の一行を追記する。さもないと Session 終了後は画面灰色。

nitrogen --restore &

Menu に Icons を追加

~/.config/openbox/menu.xml に一個一個手書き。しかも Full Path 表記必須。凄く大変なので諦めた方が良い。

<item icon="PATHTO/firefox.png" label="Firefox">

Pipemenu

Pipemenu は Python 2 や Perl などで書かれた機能拡張。基本、動作しないと思って良い。Openbox ~/.config/openbox/menu.xml に追記することで有効化する。obmenu を使うと GUI から編集出来るので楽だ。

  • Scripts 本体を chmod +x
  • Ctrl + P で挿入
  • Label, ID は任意 Execute は Full Path 指定
  • Reconfigure ないし openbox -reconfigure と打って設定内容を反映

Pipemenus の入手

2016年現在、Pipemenu の多くは動作しなくなったまま放置されるか、公開終了となっている。配布ページは「あばら家」状態で、リンク切れだらけ。Script や Archive への「直リン」で構成されているのが熱い。さらに、配布が継続されている Script を試しても動作不能など、なかなか楽しませてくれる。

Dolphin Bookmarks 表示 dolphin-bookmarks.pl
数少ない配布継続中かつ動作する拡張。Dolphin の Bookmark を表示する。表示が名前順に矯正されるのが難点。
GTK Bookmarks 表示:bookmarks.sh
リンク切れ。Thunar, PCManFM など GTK 系ファイルマネージャの Bookmarks を表示する。Script をエディタで開き filemanager の String を変更して使う。初期状態の PCManFM は外部呼び出しを、新窓ではなく Tab で開くことに注意。obmenu の Label, ID は任意 Execute は Full Path 指定。chmod +x を忘れずに。
壁紙変更:wallmenu-0.4.py
リンク切れ。Python 3 環境では動作不能。Script をエディタで開いて、壁紙一覧の場所を Full Path で指定する。feh の指定は bg-fill に変更。これで Aspecto Ratio を維持して、中央から Crop するようになる。他の同類は動作しない。

Applications Menu

Openbox 単体では Softwares の一覧が表示不可能となった。かつて Dynamic な Applications Menu を表示するための Pipe-menu は放置されつつ複数存在していたが、いずれも動作しなくなった。Static な Application Menu 生成ツール MenuMaker も古すぎて Compile 不能。

Openbox-menu
2016年10月現在、動作不能。Dynamic な Applications Menu を生成出来た。Obmenu から Ctrl + P と押し Pipemenu として設定。Label,ID は任意。Execute には openbox-menu に続け、例えば "openbox-menu lxde-applications.menu" など、表示させたい .menu の名称を指定する。
Xdg menu for OpenBox
開発・配布終了。アイコン表示がないので、低スペック機器ではこちらが好ましかった。.menu の位置は Full Path 指定。Ubuntu でのみバイナリパッケージ化されていた。
MenuMaker
X Windows System 黎明期の遺物。Static な Applications Menu 生成ツール。実行ファイルのある場所に cd 後に "./mmaker -f openbox3" で ~/.config/openbox に menu.xml を生成する。f (force) は既存ファイルの上書きオプション。

Tint2

Openbox のみの環境では、常時表示される時計もなければ Wi-Fi, Battery 使用状況も目視不能。Laptop 系では使えないと同然だ。そこで定番の tint2 を組み合わせる。ただし Openbox + tin2 は「LXDE とリソース消費量が同等ながら」機能が遥かに劣っている。実用面では、素直に LXDE を選ぶ方が賢い。

tint2 の入手と設定

apt-get や emerge で入手可能。Mageia にもあった。tint2 は複数のテーマを On the fly で切り替えることが可能。パッケージに tint2conf というツールが含まれており、これでテーマ管理・切り替えを行う。テーマの作成法は tint2 – Configure.wiki にて解説されている。単純なので、誰でも出来るだろう。なお sid 版のみ何らかの理由で tint2conf が Omit されている。Aptosid ユーザーはつらい。

GUI 設定ツール tintwizard
GUI でテーマファイルを作成するツール。未だベータ版といった具合で、初めてのユーザーが使うには説明不足。予め Wiki に目を通しておくべきだろう。Ubuntu では tint2 のパッケージに同梱されている。
tint2 テーマの切り替え
作成したテーマは .tint2rc という拡張子で ~/.config/tint2/ に保存する。
設定ファイルを指定して tint2 を起動
Aptosid (Debian sid) では tint2conf が使えないので "tint2 -c NAME.tint2rc" と引数を付けて起動する。
Reload Panel
設定ファイルの編集後 tint2 を再読み込みするには "killall -SIGUSR1 tint2" と打つ。通常は tint2conf があるので使用しない。これも Aptosid (Debian sid) 用。

Tools

Openbox + tint2 on Eee PC 1015PD
Openbox + tint2 on Eee PC 1015PD

パネルに表示可能な各種ツールは ~/.config/openbox/autostart.sh 内に追記する。これで自動起動するようになる。

音量調節: volumeicon

Debian/Ubuntu では volumeicon-alsa というパッケージ名なので注意。軽量ながら Hotkey に対応し OSD 表示まで可能だが、開発は放置されている。現在は Bug で自動起動しないため、以下のような時間差を設定して autostart.sh に記述する。

(sleep 10;volumeicon)&

電力・ディスプレイ管理とバッテリー残量表示:Xfce4 Power Manager

これは Lubuntu に倣って Xfce から流用。Laptop 系にはこれが最善の選択。tint2 にもバッテリー残量表示機能だけは標準搭載されている。

透明化や Drop Shadow などの演出効果:Compton

最小主義的な Openbox に Effects 付加というのは違った方向に向かっている気がするが… Compton というツールで可能である。リソースの無駄使いとは知りながら、なければないで寂しかったりする演出。Compton は放置されて使えなくなった xcompmgr を Arch Linux ユーザーがメンテした xcompmgr-dana という後継ツールを、さらに改善したものらしい。

Ubuntu 用には 32, 64 bit 個別の .deb が配布されている。なお無印 xcompmgr は Ubuntu 系ではまったく動作しない。Debian sid 版は Drop Shadow のみ対応した。以下は僕の Compton 設定例。fF というオプションは廃止になった。

compton -cC -t0 -l-2 -r1.5 -o.50 -m.80 &

neap

Notification Area 内に Pager を表示する Python Script で現在の Workspace を視覚的に表示する。遺物であり、もう動作しない。Script 一枚なので Distro を問わず利用可能だが Debian/Ubuntu には deb 形式が用意されていた。

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